飛び地境内に庚申堂があります。毎年、夏の岩槻祭りの日に地元の庚申会の皆様によって例祭が行われております。今年はご本尊の御開帳を行いました。いつの時代のものか不明でしたが、例祭終了後にお身拭いをして浄めていましたところ、偶然にも台座部分から由緒書がみつかり、寛延2年(1749)10月と判明しました。青面金剛の像には、腕が6本、それぞれの手には、三叉戟(さんさげき)・法輪・剣・弓矢などを持ち、脇に童子を従え、邪鬼を踏みつけ、足元には三猿と鶏が配置され、彩色が施され立派なお姿です。
由緒書内容
「願生寺用誉代(がんしょうじようよだい=当山の第20世の時代)仏師幸手法橋形部(ぶっしさってほっきょうけいぶ=製作者は幸手の仏師の方)願主(がんしゅ=製作を願った方)一誉休念(いちよきゅうねん=僧名)寛延弐年己巳十月(かんえんにねんつちのとみじゅうがつ)1749年10月 助力(じょりょく)善男女(ぜんなんにょ)為菩提(ためぼだい)敬白(きょうびゃく)」
浄土宗 願生寺 がんしょうじ
さいたま市岩槻区本町3丁目15-12 電話 048-756-1528 FAX 048-756-1545
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